振動 共鳴
先日、
馬頭琴 ホーミー モンゴル音楽家
岡林立哉さん の
コンサートに行って参りました。
マイクもスピーカーも無いんですね。
拡声のかわりに覚醒というんでしょうか、スイッチ入ります。
ホーメイ歌唱が始まると、客席のあちこちからも、
え〜
お〜
ほ〜
と共鳴音が聞こえてしまう妙技。初めて聴いたらびっくりしますよね。うちの子らにもわかってもらえたんではないでしょうか。父が風呂でうーうーとうなりながら一体何をしようとしていたのかを。
CDのジャケットに大きく写っている岡林さんが奏でる馬頭琴の胴には皮が張ってあります。これは古いスタイル、今は皮でなく木の板が、その方が音量が出るので、主流との事です。岡林さんは皮張りの馬頭琴に出会った時に、ご自身の体験されたモンゴルを表現できるのはこの楽器だと感じたそうです。
楽器ヲタク渡辺的な視点聴点では、振動の伝わり方が違う、と思いました。ワタクシの馬頭琴の音のイメージはもっとつやつやとした感じでしたがこの日 間近に聴くその音はなんと言ったらいいのでしょうか、
渋い、乾いて、柔らかい、…
この位の距離でないとニュアンスがなかなか伝わらないのかもしれません。帰って聴いたCDにはその質感、とても微妙ですが、とらえられていると感じました。
会場の角田山妙光寺は全国的に有名なんですね。確か昨日も新聞の記事になってました。音楽や諸々のイベントがよく行われる風通しのよいお寺様でもあります。
演奏会のお部屋は絢爛豪華な異空間。皆様にとって特別な時間になったのではないかと思います。
このきらびやかで立体的な造形美、こないだのピンボール台を思わせ…ませんよね。いやいや全然、違いますよね。
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